少しずつできることが増えていく自分がいる
2014年入社 開発第一部第一課(取材当時)
家政学部家政経済学科卒
私が手がけているのは、商工中金の勘定系システムの中でも「バッチシステム」と呼ばれる分野です。一般的に勘定系システムは「オンライン」「バッチ」という2つの処理方式に分けられます。前者がリアルタイムで更新されるのに対し、後者は夜間などに一括してデータを処理するというものです。預金や融資、為替といった業務ごとにオンラインとバッチがそれぞれ構築されます。
私はバッチシステムの中でも、主に預金業務を専門としてきました。最初は主に先輩の指導の下で作業を行っていましたが、1年目の後半には預金保険法改正に伴う一部機能の新規開発に参画することになり、開発メンバーの一員として最前線で作業に取り組みました。右も左もわからないような状態でしたが、周囲のみなさんの手を借りながら、少しずつ自分のできることが広がっていくのが楽しくて、夢中で仕事に打ち込むことができました。
間違いは間違いと素直に認める「誠実」さ
マイナンバー制度への対応、確定拠出年金制度専用商品にかかるシステム開発など、入社後3年未満のわずかな期間で、実に多彩なプロジェクトに参画してきました。そのたびに新しく覚えることが出現して、いつまで経っても学び切れないところがありますが、際限なく新分野に挑戦できるのが非常に面白いと感じています。決して飽きることがない仕事だと実感しています。
銀行のシステムというのは、経済活動になくてはならない重要な存在です。だからこそ、私は常に「誠実に取り組む」ことを身上としています。例えば、間違いがあったら間違いと認め、上司に必ず報告するといったことです。ほんの些細なことがきっかけとなって、商工中金の根幹を担う勘定系システムに不具合を生じさせる事態を招きかねないだけに、仕事に対する誠実さは決して失ってはいけないと思っています。
先日、システムのユーザーである商工中金の営業店職員の方と意見交換する機会がありました。その中で、「システムには間違いがないという強い信頼を元に営業店業務が成り立っている。」という話を伺い、銀行業務におけるシステムの果たす役割の大きさと、システムの安定稼働に対する責任の重さを強く感じました。
私が担当しているのはごく一部ですが、社会に必要なシステムの一端を支えているという点に一つのやりがいを見出しています。銀行業務は一層多くのシステム化を必要としており、システム面の知識だけでなく金融に関しても幅広い知識を身に付けることで、頼りがいのあるSEに成長したいと思っています。
~学生のみなさんへ~
就活ではできる限り、色々な業界、色々な会社を見るようにしたら良いと思います。私も最初はSEを考えていなかったのですが、就活を通してこの世界が自分に合うと感じて扉を叩き、実際に今、とても楽しい毎日を過ごすことができています。学生のみなさんが視野を広げた先に当社があれば嬉しいですね。出身学部学科は一切関係ありませんが、普段から「何かを作るのが好きだ」という人には向いているかもしれません。私も趣味でパン作りやお菓子作りなどを楽しんでいます。一つひとつ積み重ねて何かが完成するというのは、システムにかかわらずどんなモノ作りにも共通するのではないでしょうか。あまり遠い世界のことだと思わずに当社の扉を叩いてほしいです。